初めての簿記

初めての簿記

簿記は勘定科目から覚えましょう

初めて簿記の勉強をするという人が日商簿記3級を合格するために最も大切なことは、勘定科目を覚えるということです。
勘定科目とは、帳簿に記入(記帳)する際に資産や負債、資本の詳細をグループ分けする時の内訳の事を言います。具体的には現金や備品、借入金、資本金などがあります。
商業高校の1年生が習う簿記の授業は、まず勘定科目の名称や役割について教わります。具体的な記帳方法や解き方よりも優先して勘定科目を覚えるのです。
これはちょうど国語や英語の勉強に似ていると言えます。漢字や英単語を覚えなければ文章を読むことができませんが、逆に覚えてしまえば何となくでも意味が理解できるようになります。簿記においても同様の事が言えます。全く知識が無い人でも主要な勘定科目とその意味さえ覚えてしまえば意味が何となく理解できます。つまり、それだけでグンと合格に近付いたと言えるでしょう。
簿記は日常生活では使う機会がない上に数字が多く並んでいるため、数学が得意な人や理系の人が受ける難しい資格という印象を受ける人も多いようです。そのため、食わず嫌いで敬遠する人も多いと聞きます。しかし、実際には文法や単語の暗記と通ずる部分も多く、主要な勘定科目とルールを理解すれば文系出身の人にも充分に合格のチャンスがあると言えます。
簿記の資格を取得することはビジネスマンとしてのスキルアップとしてはもちろん、就職や転職を考えている人に有利になります。最近は会計ソフトを導入している企業も多いため直接記帳する機会は少なくなっていますが、簿記の知識があれば企業の経営状態を把握する能力が身に付きます。就職先や取引先について数字によって客観的に分析できる力は部署に関係なく必要とされています。さらに現在の能力に加え、簿記の資格を取得するだけのポテンシャルの高さを持ち合わせた人材であるという見方がされる傾向にあります。
また、簿記は就職だけでなく進学にも有利な資格です。特に商業科以外で取得している学生はそれだけで珍しく、将来のキャリアビジョンを充分に考えていると判断されることが多いようです。
このように簿記の資格は数多くある資格の中でも特に持っていてよかったと思える機会が多い資格です。景気の悪化によって一人一人のスキルの高さが必要な昨今においては、特にその重要性が増しています。資格勉強の入口で挫折しないように、最初に紹介した簡単なコツを意識して学習を進めて下さい。きっと合格し、一生役に立つ能力になると思います。